お伊勢さんエッセイ

「遠くにいてしょっちゅう伊勢には行けないけれど、その様子は常に気になる」というお伊勢さんファンのみなさん。
毎月1日、朔日参りの風景と伊勢神宮をさらに深く知るためのお話をお届けします。

皇學館大学名誉教授・櫻井治男先生による
お伊勢さんエッセイ⑦
勾玉の月〜噴泉池沼の「神苑」づくり〜

2020.09.01

旧暦の8月の満月を“中秋の名月”といいます。この日、外宮の勾玉池の上にある奉納舞台では、全国から献詠された和歌と俳句の秀作を披講し舞楽を奏する雅な会が催されます。この勾玉池にまつわるお話と、いにしえから愛されてきた月の魅力についてお伝えします。

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2020.09.01

午前9時から大雨が降り出しました! でもその前になんとか。〜長月・朔日まいり

午前5時の赤福。橋のあたりまで並んでたみたいです。
これ、真夏の雲でしょ! 左の写真を撮った友人から、津が既に大雨と聞いて、慌ててお参りに。
5月頃に比べれば、少しは人がいるのかな。いつもの年なら、考えられないほど少ないけれど・・・。
今日は、なぜが生き物に目がいきました。おはらい町で見かけた猫ちゃん。おとなしくてお行儀良かったです。
水の中に鯉がいるのが見えますか? 烏帽子岩あたりです。いつもは御手洗場あたりにいる鯉だと思うのですが、帰れるのかな?
宇治橋あたりで国旗掲揚台のあたりを見ると、鷺が2匹。この2匹、先月もいたんですよねぇ。憩いの場なのでしょうか。
実はちょっと寝坊しましたが、朝はやっぱり気持ちい。太陽の光がきれい‼
五十鈴川。水面に映る緑も美しい。もう少し季節が進むと、紅葉も最高です!
新しい日常の風景。柄杓の置いてない手水場。
前回のラボ櫻井のトークライブで、先生が説明してくださった、一の鳥居。改めてお話を思い出しながらくぐります。
二の鳥居。神宮には、神域外では見られないものや、感じられない雰囲気があって、カメラを構える人が多いです。
偶然に神馬がお参りするところに出くわしました。「神馬牽参(しんめけんざん)」は、毎月1日、11日、21日に行われている儀式。神様を載せるという神馬の後ろを歩いていると、なんとなく厳かな気持ちになりました。

 9月になったというのに、空には入道雲。今日はほんとに蒸し暑い朝でした。

 実は私、今日はちょっと寝坊をしてしまい、神宮についたのは7時前。普段は5時目標なので2時間の遅刻です! その時間だと、朔日餅の赤福にももう人は並んでなかったし、おはらい町も人並みはまばらだったのですが、2時間前に赤福に来たという友人から送ってもらった写真には、例年のような行列が。やっぱり朔日、早朝お参りに来る方は、戻ってきてるんですね。

 朔日餅は並ばずに食べられたのですが、お目当ての朔日粥は、売り切れでした! つまり、少しずつだけど、朔日参りが復活している兆しってことでしょうか。

 寝坊したことに落ち込んでいましたが、悪いことがあれば良いこともあり、神馬の参拝を見ることができました。内宮の御正宮の階段の下で、きちんと頭を下げてお参りするんですよ! 「いつもありがとうございます」って思っているのかな、なんて妄想を膨らませてました。

 一体いつまでマスク生活が続くやら…。先が見えなくて不安ですが、毎日無事に過ごせる幸せを感謝して、早く遠方の友人と自由に会えるようになりますように、とお祈りしてきました。(編集部・C)

 

皇學館大学名誉教授・櫻井治男先生による
お伊勢さんエッセイ⑦
勾玉の月〜噴泉池沼の「神苑」づくり〜

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